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巨石!巨大立石を中心とする丸森町巨石群

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2007年 03月 17日

伝説は事実の投影ではないだろうか!

★「羽山」は信仰の山だけか?
丸森町には、「羽山」と名が付く山が11箇所もある。
ハヤマとは普通、羽山、端山、早馬、麓山、葉山、飛山などと書かれるが、奥山に対する端っこの山の意味である。里に近い山、裏山になるわけである。
作物神としての羽山信仰から来ているものが多いと考えられる。
地元の古老に尋ねて教えて貰ったが、人は死んで霊となり、3年の間は家の周りにいて家を守り、3年過ぎると羽山に行き、33年過ぎると霊界に上る!と言われているそうである。
従って、部落を見下ろす所に、羽山があり、夫々の部落に近いところの羽山が自分達の行く羽山である所から、信仰の為と言われている山なのだそうだ。
が、果たしてそれだけであろうか!全部がそうだと言い切れない山も存在するものと思われるのだ。古代、山に何かが飛んできて…その謂れが「飛ぶ山・即ち羽山」になったのではないか!その伝説がある。

★石羽街道
東向山(重箱山)麓の道路付近から、県道十文字に至る細い道路がある。
石羽街道と言う。そこに古石碑が並んでいる。石碑は墓ではなく全部が祈祷碑である。
丸森にしかない一代塔5基、庚申塔、足尾大権現、など34も並んでいる。
信仰の厚い土地柄である様だ。かつて口伝されて来て、信仰に走る原因となった出来事か、何かがあったのではないか。
立石にまつわる出来事か、「石羽」の由来に起因するのではないかと思う。                           
地元古老に、石羽街道の謂れを尋ねたら、言い伝えでは、「大石が飛んで来て、川に刺さり、川水が堰き止められて、水路が曲がり、そこが「曲がっ淵」となり、この街道を石羽街道と言う事になったとの事であった。

                石羽街道にある石碑(祈祷碑)群。       
伝説は事実の投影ではないだろうか!_f0137286_11255855.jpg

                飛んできた石が川に刺さり水路が曲がった「曲がっ淵」 付近
伝説は事実の投影ではないだろうか!_f0137286_11254100.jpg


by yo-hamada5 | 2007-03-17 11:16


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